猫の砂.com Twitterでつぶやいたまとめ
猫砂の原材料には、鉱物系・紙木質・穀物系いろんなものが有ります。鉱物系のペントナイトの猫砂は、オシッコがよく固まるタイプの猫砂で、人としては掃除しやすい、使いやすい猫砂です。
固まりの数や大きさで、尿量や回数が簡単に把握できるので猫ちゃんの健康管理上は一見便利です 。
ベントナイトが全く無害かというと、そうはいいきれないようです。微粉塵が良く出る為家具なども白く覆われ、マスク無しではむせそうになります。アトピーや喘息の人や猫ちゃんには最適で安全な猫砂とはいえません。
ベントナイトは水を吸って固まる性質はありますが、消臭性はあまりなく保形性が悪くてすぐに砕けて粉状に成り、埃が舞い上がる為に部屋置きには違和感があります。
微粉塵が人もしくは猫ちゃんの肺の中にはいると膨潤(ぼうじゅん)する危険性がある事や布団・ベッドなど寝転ぶたびに空気が入れ替わるようなものには吸い込まれたまっていきます。天然のいわゆる粘土の為、重化学金属が混ざっている危険性があり、決して安全とは言い切れません。
また、水洗トイレに流すと膨潤して詰まりを起こすことが多く、また 本来鉱物であるため廃棄がしにくく、可燃ゴミ処理ができないにもかかわらず、事実上違法に可燃ゴミと共に捨てられている問題もあり、環境的にも非常に多くの問題を抱えています。
このベントナイトは木系の猫砂にも混入されています。
意外と重たく、良く固まるタイプの木系猫砂には鉱物系のベントナイトなどが含まれているものが多いようです。
紙材や木系猫砂は、種類も豊富で燃やせたりトイレに流せたりととても便利です。
紙材を使用した猫砂は、パルプを原材料として使用するためコストが掛かり、また紙材で形成されているために軽量に構成されており、猫ちゃんが使用すると飛散してしまう問題が有ります。
おからなど穀物系猫砂は、なんといっても原材料が食物ですから、猫ちゃんがあやまって口にしてしまっても大丈夫だろうという安心感がありますが、カビを防止するための防カビ剤や防腐剤など添加されている可能性があります。
鉱物を使用した猫砂や紙材穀物系を使用した猫砂は、抗菌能力がなく、消臭能力もないため衛生的でなく、抗菌性を持たせるには別途抗菌処理を行う必要があり、消臭能力を持たせるには脱臭剤を混入する必要もでて来ると思います。
安全性の高いものが使用されてはいるのでしょうが、使用されているという事実は、けっして忘れないでください。
幼児や同居犬ちゃんにも、口に入らないように注意が必要です。
天然木質原料は、一般木材の他に間伐材や製材時の端物・のこくず等も有効に利用しますが、しかし、廃材・長期保管した輸入木材などは防カビ剤・シロアリ対策薬品使用していたなど、素性が確認できないまま粉砕され猫砂に加工される可能性があります。
原料となる木材の種類によっては、例えばヒノキチオール等の木そのものが持っている天然成分による防虫・消臭機能による特徴をうまく使う手はあります。
ヒノキチオールなど、総称フィトンチッド「生物活性を有する植物のニ次代謝成分」の働きによる抗菌消臭作用は、化学的中和によるものです。悪臭成分を分解し無害化しますから、大変安全だと言えるでしょう。そして何よりも森林の空気のようなすがすがしさを、わたしたちにもたらしてくれるのです。
天然国産木材の香りが、お部屋を森林浴のような状態に嫌なニオイから守ります。
安心安全で、目の届く国産天然木質原料の中で竹にも注目しました。竹は日本人の衣・食・住、全てにわたって密接に関わってきました。竹には抗酸化・腐敗菌をおさえる効果があることを、日本人は分かっていました。中でも竹と日本人の食とのかかわりは、食品の保存目的に使われてきました。
竹の皮でおむすびやお肉を包んだり、笹寿司、笹かまぼこ、和菓子などこれらは食品の日持を向上させるために、昔からおじいちゃんおばあちゃんが生活の知恵として活用してきました。その他消臭・害虫忌避効果なども昔から伝えられてきました。最近では、抗ウイルス剤としての研究も進んでいます。
竹は地上植物の中でも成長力の早い循環性資源であり約3年で成長が完了し、筍が竹として生長約20mの高さに成長する期間は約2ヶ月、この期間に大量の二酸化炭素を吸収するとされています。適宜に間引き伐採し竹林の再生サイクルを整える事で、より地下茎に栄養が蓄積され、筍として成長します。
成長した竹は木質資源の代替として、地球環境に負荷をかけない持続可能な再生資源の有効利活用を実現できます。また森林資源の乱伐採に歯止めをかけることができ、貴重な木材の伐採抑制にも繋がります。
竹は、再生サイクルの早い循環性資源・地球環境に良いとされるCO2吸収・木材の伐採抑制にも繋がるし、総称フィトンチッド「生物活性を有する植物のニ次代謝成分」の働きがとても多いのも魅力です。
今、日本の竹林の多くが、「荒廃竹林」「竹公害」と言われています。 原因は、竹産業の拠点が人件費の安い海外へ移転したこと。国内需要が激減し、竹林に対する手入れも少なくなったためです。その結果、竹の密集を生み、竹の根を浅くし、竹林の大規模な表層滑りなどの災害が引き起こされています。
荒廃竹林による里山の環境破壊などの様々な問題が深刻化しています。竹を有効に資源化して、それと国産天然木を利用した猫砂の開発・研究・再生資源化プロジェクトをもっと具体化して行こうと思います。
竹や間伐木材を有効に資源化して循環型社会の一部として、猫ちゃんの安心安全な猫砂に加工しそしてコンポストとして堆肥化、土壌活性資材としてかたちを変えて行けるかなどの流れを考えて行きます。
堆肥化した猫砂を、高齢者施設などいろんな施設での野菜・果樹・ガーデニングで利用していただき、また施設で癒しに貢献している猫ちゃんの猫草栽培、ワンちゃんのドッグラン用の芝生づくりなど再生循環型利活用戦略猫砂を、開発していきます。
フィトンチッドの力を利用し、抗酸化効果・抗菌力をもつ猫砂開発もてがけ、多頭飼いによる感染を事前に防ぐ空間予防の抗ウィルス猫砂の開発も必要です。